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【農業失敗談】新品の機械が、5分で止まった日

【結論①】農業は、準備しても「初日はだいたい失敗する」

農業を始める前に、
学ぶ時間も、準備する時間も、覚悟する時間も、それなりにかけました。

「これで、いけるやろ」

そう思って迎えた、最初の定植の日。
でも現場は、想像していた農業とはまったく違いました。

借りた畑は、もともと田んぼでした。
春先の土は水を含み、足を踏み入れるたびに沈む。

それでも心のどこかで、
「機械があるから何とかなる」
そう思っていたのだと思います。

用意していたのは、新品の定植機。
箱から出したばかりの、まだ泥ひとつ付いていない機械です。

エンジンをかけて、動かした直後。
機械は止まりました。

わずか5分。

理由は、ぬかるんだ土。
あとから考えれば、
「そりゃそうやな」と思える話です。

でもその時は、
畑の真ん中で、ただ立ち尽くしていました。

【結論②】現場では「正しいやり方」より「合うやり方」が必要だった

機械は使えない。
でも苗はもうある。

やらない、という選択肢はありませんでした。

3反の畑を、全部手で植える。
朝から夕方まで、黙々と。

それが3日間続きました。

正直に言えば、
「地獄やな」と思いました。

それだけでは終わりません。

土は重く、マルチはうまく張れない。
トラクターは沈み、畝も思った形にならない。

農業大学校で学んだ通りにやっているはずなのに、
現場では、なぜか噛み合わない。

「農業って、こんなに言うこと聞かへんのか」

そんな気持ちになる日が、何度もありました。

【結論③】最初の失敗が、その後の農業の基準になった

このままでは続かない。
そう感じて、土づくりからやり直すことにしました。

牛ふんを入れ、
溝を深く掘り、
水はけを見直す。

時間も手間もかかるし、
すぐに成果が出るものでもありません。

それでも、
「ここを避けたら、また同じ失敗をする」
そんな気がしていました。

何度も、やめようかと思いました。

でも、
「ここでやめたら、また元に戻る」
その思いのほうが、少しだけ強かった。

就労支援の現場で感じてきた、
内職だけでは変えられない現実。

それを変えたくて始めた農業でした。
簡単に手放せるものではありませんでした。

今振り返ると、
あの最初の失敗が、すべての土台だった気がします。

土をよく見ること。
無理をしない工程を組むこと。
現場に合ったやり方を選ぶこと。

農業は、教科書通りには進みません。
でも、逃げずに向き合えば、
少しずつ形になっていく。

泥に足を取られながら、
「思ってたんと違うなぁ」と、何度も思いました。

それでも、土に触れているうちに、
少しずつ気持ちも落ち着いていきました。

農業は、うまくやろうとすると難しい。
でも、ちゃんと向き合おうとすると、
ちゃんと応えてくれる気がしています。

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